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★読書。『セリヌンティウスの舟』 by石持浅海

石持浅海さんの『セリヌンティウスの舟』。

以下は、本の画像です。

 

石持作品は、ここのところ続けて読んでいる。

座間味くんシリーズの『心臓と左手 座間味くんの推理』 、パラレルワールドとも言える特殊な?舞台設定の 『BG、あるいは死せるカイニス』などなど。

今回の作品もまた、特殊な舞台設定がほどこされている。

荒れ狂う海で一緒に遭難を乗り切った6人の仲間に起きる、不可解な事件。



 石持作品の魅力は、冷静にかつ明晰な頭脳を持った人物が

次々と謎を解明していく「ロジック」の深さにある。

『扉は閉ざされたまま』などではそれをまざまざと見せつけられたが、

今回はそれがグループディスカッションになってるぞ……すごすぎ。

なぜ、この人たちは、それほどまでに特殊な状況下にありながら

(この「特殊な状況下」というのは、石持作品によくあるシチュエーション)

そんなに冷静に物事を分析できるのか?

そして、そこまで「高潔」な精神を保つことができるのか。

頭の回転が遅い自分なんかからしてみれば、

ちょっと、世俗からかけ離れたところにあるような気がする……;^^

物語に置いていかれるような感じ。

だから、動機そのものにもあまり心が動かないのかも。

誰も、本当に誰も破綻しない。あー。なんで?

 

関係ないけど、私は水が怖いのでダイビングそのものも経験がないし、

「命を置いてくる」感覚がいまひとつつかめなくて、残念。

本当に海は恐ろしいんだろうなあ……。

だが、こういった緊急で過酷な状況を共にするということは、

何にも代え難い友情や恋愛感情を生む、というのはわかるような気がする。

 

 

タグ: review, ミステリ, 石持浅海

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Comments (Close):4

non 08-01-30 (水) 19:53

この作者の本は読んだことないですが?
怖いストーリーではないですか?(一番重要)
明るい感じ?
初めて読むのだったら どの本がよいですか?

ちゃいむ 08-01-31 (木) 9:57

>nonさん
うん、ミステリなので怖いということはないですよー。
でも、好みが分かれるところではあると思います。
謎解きを楽しむ人向けかなあ。
初めて読まれるなら『水の迷宮』か、『扉は閉ざされたまま』かな。
前者は水族館、後者は山荘で起きる事件で、どちらも確か感想アップしたと思います(がネタばれ注意です)。
それから、これから買う予定でまだ読んでいないのですが、新刊の『温かな手』(だったかな?)に期待しています^^

non 08-01-31 (木) 18:46

解説 どうもありがとうございます?(^▽^)V
図書館で検索してみます
謎解きは好きだけど
あまり理屈っぽいのは苦手だし
とりあえず 一冊お試し読みしてみます?

ちゃいむ 08-01-31 (木) 21:09

はい、また読んでみてよかったら
感想聴かせてくださいねー♪
私も、今日新刊買っちゃいました!
もう少し我慢する予定だったんですが我慢できなくて(笑)

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