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★読書。『リピート』乾くるみ

ネタバレには気をつけていますが、未読の方は注意。
乾くるみさんの『リピート』は、先日の『イニシエーションラブ』に続いて2作目の挑戦。
以下は、本の画像です。

何を読み急いでいるのかというと、図書館の返却期限が迫ってきているわけで;^^
たくさん借りても、割と最近は読まずに返しちゃうことも多かったが、今回はわりと真面目。
半分は読めた(ってその程度か)。
しょうがない、読みたくて買った本が、その間にどんどん入ってくるんだもの。


というわけで、本の感想としては……
図書館の本を借りて、何が不便かというと、次のようなことである。
・ハードカバーの場合、内容(あらすじ)がわからない
・帯がない(ない場合がよいこともあるが)
新しい本を買うときは、文庫なら裏、新書なら扉などであらすじを観る。
好きな作家さんの本でも、それを読んで「のれない」場合は棚に返す、という我が儘な読者なのだ。
予備知識は、ある意味保険であり安心感である。
だが、意外性をごっそり持っていってしまうこともあるから、諸刃の剣ではあるかなあ。
人によって、感じ方は千差万別だしね。
というわけで、前置きが長すぎたが、今回の『リピート』はSFエンターテイメント?
限られた時間だけを遡る=リピートすることのできた10人の「客」の物語。
図書館本だから知らなかったのだが、タイムスリップものの名作らしい『リプレイ』+アガサクリスティの『そして誰もいなくなった』、という帯がついていたらしい。
もっとも『リプレイ』は未読なので、今度読んでみよう。
さて、主人公を中心としたリピーターたちが、ひとり、またひとりと姿を消していく。
なぜ彼らは消されなければならないのか?
パラレルワールドものはこれまでもたくさん読んだけれども、この本がこれまでと違うのは、「さらり」と読めてしまった点かなあ。
打算的なヤツが多すぎて、それは主人公も同じ。
だからあまり入れ込まずに、ストーリーを俯瞰する立場で読んでいたように思う。
ある意味、パラレルワールドを上から見下ろす、そこまで作者が考えて設定いたのならすごいけれど。
でも、そういう人間の浅ましさみたいなのを中心に描いた点では、より現実に近いのかもしれない。
それにしても、救われないというか、この後味の悪さはどうだ。

タグ: review, ミステリ, 乾くるみ

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