- 2008-04-10 (木) 11:13
- ホンの気持ち★読書
ネタバレには気をつけていますが、未読の方は注意。
太田忠司さんの、狩野俊介シリーズ最新刊、『百舌姫事件』。
短編集『狩野俊介の記念日』からは3年半、長編『久遠堂事件』からは実に7年ぶりだとか。
待ってましたよー。
シリーズ第一作『月光亭事件』(1991年)では、何と小学6年生だった。
そして、今回やっと中学2年生に進級(笑)。
いつの間にか、我が家の中学生男子が追い越してしまったぞ;^^
その中学生男子も、俊介ファンらしい。
もろいガラスのようでありながら、時には強化ガラスのような
強靱な意志を持つ。
そして、大いに悩み、傷つき、迷いながらすこーーしずつ成長していく。
シリーズのファンは、野上さんの目線で俊介くんを見守っているような
気持ちになるんだろうなあ、と思う。
野上さんが、自分の仕事にきっちり誇りを持っているという
スタンスがあちこちに出てくるのも、また小気味いい。
ある意味、古めかしいレトロな探偵小説の雰囲気。
ケータイとかメディアとかも出てこないしね。
そこにひとつの世界があるんだろうな。
だから、シチュエーションとしては、今回もサーカスが舞台の
現実離れしたダークな事件だ。
ラストは、ちょっと俊介くんには可哀想だったかな。
でもがんばれ、中学生!(笑)
そうやって大人になっていくのよん。
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