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★読書。『落下する花』太田忠司

ネタバレには注意していますが、未読の方は注意。

 

 

太田忠司さんの『落下する花』。

以下は、本の画像です。

 

落下する花―月読

 

死者の想いをあらわす「月導(つきしるべ)」を読み取ることの

できる「月読」朔夜を主人公にした、短編集。

シリーズ2作目。

 



 

この物語が不思議なのは、生活の中に月導と月読が

自然に組み込まれていて、それ以外は私たちの住む世界と

何ら変わりがなく、それに違和感を感じないところ。

ただし、科学の発展はとても遅れているらしい。

それがまたかえって「月」と人類との関係を照らし出す。

 

前作は長編だったけれど、ちょっと展開に懲った部分があって、

それがなくても十分読ませる世界観だったと私は思うので、

こっちの短編集のほうが、個人的に好き。

亡くなった人が話の中心なのに、普通の殺人ミステリとは違って

とても情感にあふれている。

ちょっと怖い話もあったけど(笑)。

 

死者の最期の想いについての考え方は、非常にリアルだと思う。

人が最後の最後に考えることって、きっとそんなことだったり

するんだろうなあ……私はどうかなあ。読まれるのが怖いわ(笑)

続編出ないかなー。

タグ: review, ミステリ, 太田忠司

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