- 2009-02-12 (木) 11:35
- ホンの気持ち★読書
※ネタバレには注意していますが、未読の方は注意。
北森鴻さんの「異端の民俗学者」蓮丈那智シリーズを読んだ。
これまで文庫では3冊出ている。いずれも短編集。
シリーズは、一気読みしないと気が済まない性格なので、
全部読んでしまったが。
異端の民俗学者と呼ばれる「女王さま」蓮丈先生と、
気の弱い「手下」ミクニ……?
ああ、殆ど女性を感じさせないから、女王は違うかな。
一巻などは、あまりにも頭脳明晰・怜悧な学者というイメージが強く、
これは、キャラ自体には好き嫌い分かれるなーという感じだったけれども、
巻が進むに従って、ほんの少ーしドタバタ感もあったりして、
体温が感じられるようになってきた;^^
民俗学の考証自体は、私にはさっぱりわからないことであるし、
「記号化するアプローチ」というのがちょっとイメージできない。
軽い読み物、という風ではなく、ちょっと難しい。
伝説や民話が言い伝えが、ミステリの添え物ではなく、
ミステリと同等以上の重みがある。
神話の世界にもさっぱり疎いので、
「ふーん、そんなことなのかなあ」ぐらいにしか見えてこないけれど、
この民俗学的謎と現実的(殺人)謎の二重構造は、
書くのが本当に大変だろうなあ、と思ったり。
それこそ、ものすごい量の資料との戦いだろうな。
でも、蹈鞴とかは本場だったりするんで、そういった講義は
一応聴いたことはあるんだけど;^^
もののけ姫の世界?
このフィールドワークを読んでいると、何やら種族としての人間が
怖くなってきたりする……。
これって、ドラマ化されやすい設定だなあ、と思っていたら、
密林の文庫版の帯に「主演・木村多江」の文字が。
原作の持つ、那智のイメージを具現化することは難しいと思うけどなー。
(今まで読んだどの主人公よりも天上天下・唯我独尊・容赦なし)
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Comments (Close):4
- non 09-02-12 (木) 15:25
-
読まれたのですね?
那智シリーズ
現実に こんな女性がいたら
お近づきになりたくないです (・_・、)
あまり魅力的な人物ではないですよね
民俗学という不思議な分野には
結構興味深い部分もありました。 - ちゃいむ 09-02-12 (木) 21:45
-
>nonさん
そうですよねー、現実にはありえないキャラですねえ。
私は面白がって読んじゃいましが;^^
でも、内藤くんはかわいそすぎますー。
私も不思議な感覚でした。答えのない学問というのが。 - 鈴音 09-02-13 (金) 9:49
-
『写楽?』意外の2冊は、今のサイトになる前に読みまして、木村多江のドラマも見ましたよ?。
消化するのは結構大変な設定だなぁと思って読みました。
>原作の持つ、那智のイメージを具現化することは難しいと思うけどなー
そうそう、まさにそうです。
木村さんが悪いわけではないのですが、合ってませんでした。
あのキャラクターは難しいですよね…アニメにでもしなきゃムリかも(笑)
このシリーズもおもしろいとは思いますが、北森さんの作品では『香菜里屋シリーズ』が好きだなぁ。
おいしそうだし(^^) - ちゃいむ 09-02-13 (金) 10:13
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>鈴音さん
おおっ、本も読まれてドラマもご覧になったんですね。
そうそう、あそこまで徹底しようと思ったら、
ドラマになりませんもんねー。花がないし(笑
二時間ドラマ風だと、いいようにデフォルメ
されちゃうんだろうな。
私も同じく、美味しそうな香菜里屋にはまったクチです^^










