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★読書。『狂笑面』『触身仏』『写楽・考』北森鴻

※ネタバレには注意していますが、未読の方は注意。

 

 

北森鴻さんの「異端の民俗学者」蓮丈那智シリーズを読んだ。

これまで文庫では3冊出ている。いずれも短編集。

 

 

凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮文庫)

 

 

触身仏―蓮丈那智フィールドファイル〈2〉 (新潮文庫)

 

写楽・考―蓮丈那智フィールドファイル〈3〉 (新潮文庫)

 

 



 

 

シリーズは、一気読みしないと気が済まない性格なので、

全部読んでしまったが。

 

 

異端の民俗学者と呼ばれる「女王さま」蓮丈先生と、

気の弱い「手下」ミクニ……?

ああ、殆ど女性を感じさせないから、女王は違うかな。

 

一巻などは、あまりにも頭脳明晰・怜悧な学者というイメージが強く、

これは、キャラ自体には好き嫌い分かれるなーという感じだったけれども、

巻が進むに従って、ほんの少ーしドタバタ感もあったりして、

体温が感じられるようになってきた;^^

 

民俗学の考証自体は、私にはさっぱりわからないことであるし、

「記号化するアプローチ」というのがちょっとイメージできない。

軽い読み物、という風ではなく、ちょっと難しい。

伝説や民話が言い伝えが、ミステリの添え物ではなく、

ミステリと同等以上の重みがある。

 

神話の世界にもさっぱり疎いので、

「ふーん、そんなことなのかなあ」ぐらいにしか見えてこないけれど、

この民俗学的謎と現実的(殺人)謎の二重構造は、

書くのが本当に大変だろうなあ、と思ったり。

それこそ、ものすごい量の資料との戦いだろうな。

 

でも、蹈鞴とかは本場だったりするんで、そういった講義は

一応聴いたことはあるんだけど;^^

もののけ姫の世界?

このフィールドワークを読んでいると、何やら種族としての人間が

怖くなってきたりする……。

 

これって、ドラマ化されやすい設定だなあ、と思っていたら、

密林の文庫版の帯に「主演・木村多江」の文字が。

原作の持つ、那智のイメージを具現化することは難しいと思うけどなー。

(今まで読んだどの主人公よりも天上天下・唯我独尊・容赦なし)

タグ: review, ミステリ, 北森鴻

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Comments (Close):4

non 09-02-12 (木) 15:25

読まれたのですね?
那智シリーズ
現実に こんな女性がいたら
お近づきになりたくないです (・_・、)
あまり魅力的な人物ではないですよね

民俗学という不思議な分野には
 結構興味深い部分もありました。

ちゃいむ 09-02-12 (木) 21:45

>nonさん
そうですよねー、現実にはありえないキャラですねえ。
私は面白がって読んじゃいましが;^^
でも、内藤くんはかわいそすぎますー。
私も不思議な感覚でした。答えのない学問というのが。

鈴音 09-02-13 (金) 9:49

『写楽?』意外の2冊は、今のサイトになる前に読みまして、木村多江のドラマも見ましたよ?。
消化するのは結構大変な設定だなぁと思って読みました。

>原作の持つ、那智のイメージを具現化することは難しいと思うけどなー

そうそう、まさにそうです。
木村さんが悪いわけではないのですが、合ってませんでした。
あのキャラクターは難しいですよね…アニメにでもしなきゃムリかも(笑)

このシリーズもおもしろいとは思いますが、北森さんの作品では『香菜里屋シリーズ』が好きだなぁ。
おいしそうだし(^^)

ちゃいむ 09-02-13 (金) 10:13

>鈴音さん
おおっ、本も読まれてドラマもご覧になったんですね。
そうそう、あそこまで徹底しようと思ったら、
ドラマになりませんもんねー。花がないし(笑
二時間ドラマ風だと、いいようにデフォルメ
されちゃうんだろうな。
私も同じく、美味しそうな香菜里屋にはまったクチです^^

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