- 2009-02-26 (木) 16:24
- ホンの気持ち★読書
※ネタバレには注意していますが、未読の方は気をつけて。
だいぶ前に読んだので、記憶が薄れていくー。
次の本を読むと、その本のモードになってしまうので、
できるだけ1日1冊に留めようと思うのだが、
「読むぞーっ!」となっているときは、なかなか止められない。
さて、石田衣良さんの『約束』。
以下は本の画像です。
———————————-
親友を突然うしなった男の子、リストラに晒され、息子に侮蔑されながらも
日常に踏みとどまり続ける父、不登校を続ける少年が出会った廃品回収車の老人、
女手一つで仕事を抱えながら育てた息子を襲った思いがけない病―
苦しみから立ちあがり、もういちど人生を歩きだす人々の姿を鮮やかに切り取った
短篇集。たくさん泣いたあとは、あなたの心にも、明日を生きるちいさな勇気が
戻っているはず。 (amazonより引用)
———————————-
もともとは、石田さんが池田小学校の事件を知って、
それを題材として書き上げたのが表題作「約束」。
これは辛くて読み進めない……と思いながらも、
押しつぶされそうな主人公の少年がどこへ行くのか、
どうしても見届けないといけないと歯を食いしばった。
どの短編も「再生」がテーマ。
誰かとの「約束」や「想い」が引き継がれていくことによって、
誰もが苦しみながら、新しい一歩を踏み出していく。
だから、ラストは胸が熱くなりながらもどこか清々しい。
「自分なんて」と思うことが多いこの世の中で、
それでも前を向いて歩くしかない、というか
歩いていこう、そんな気にさせてくれる。
この中の一編は、不覚にも泣いてしまった。
「これいいよ!」
とオススメした中学生男子には、そういった部分があまり伝わらなかったとみえて
「あんまり面白くなかった」
と返されちょっとショック;^^
まだ大人になりきっていない、そんないろいろな辛い体験をしていない、
ということなのかなあ……
というわけで、大切にしたいものをたくさん持っている、
昔ピュアだった大人向け、なのかも。
タグ: review, 石田衣良








