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★読書。『慟哭』 by貫井徳郎

※ネタバレには注意していますが、未読の方は注意。


貫井徳郎さんの『慟哭』を読む。デビュー作らしい。
以下は、本の画像。
慟哭 (創元推理文庫)

連続する幼女誘事件の捜査が難航し、窮地に立たされる捜査一課長。若手キャリアの課長を巡って警察内部に不協和音が生じ、マスコミは彼の私生活をすっぱ抜く。こうした状況にあって、事態は新しい局面を迎えるが……。人は耐えがたい悲しみに慟哭する――新興宗教や現代の家族愛を題材に内奥の痛切な叫びを描破した、鮮烈デビュー作。(amazonより引用)





有名な作品だが、内容が重たそうだったので二の足を踏んでいた。
新興宗教の描写は、かなりリアリティーがあって引き込まれた。
こんな風にはまっていく人もいるんだろう。どのあたりから、
人は狂気に身を投じていくのだろう……という一線が、いつの間にか
一足飛びに「いっちゃった」ような感じは受けたけれども。

この物語は、謎解きを楽しむ人には向いていない。
事件が終わって、割り切れないものがずっしり残った。
しかし、そのほうがかえってリアルなのかもしれない。
子を持つ親としては、つらい物語である。だから「慟哭」。
そして、犯人はあまりにも哀れだ。

予備知識をまったく持たずに読むのがいい。
私など、ほぼ最後まで引っ張られてしまったから、作者の思うつぼだな……がっくし。

貫井さんの作品は二作目。
以前、『さよならの代わりに』を読んだことがある。
時空ものの切ない青春ミステリだが、こちらはどうも登場人物の少女に
感情移入できずに失敗に終わった(滝汗)。設定はいいのになあ。
好きな人すいません。

さよならの代わりに (幻冬舎文庫)


でも、一番驚いたのは、貫井徳郎さんの奥さんが加納朋子さんだってこと!;;;^^





タグ: review, ミステリ, 貫井徳郎

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Comments (Close):4

non 09-05-22 (金) 16:07

私も 驚きました~

貫井徳郎さんの奥さんが加納朋子さんだってこと!
でも 貫井さんって 知らなかった(笑)
加納さんの本は ほとんど読んでますが~

暗い刑事ものは 苦手です。
いまはまっている 今野敏さんのは あまり暗く重くないので
私向きですが…

ちゃいむ 09-05-22 (金) 22:21

>nonさん
意外と作家同士のご夫婦はいらっしゃるみたいですね。
折原一さんと新津きよみさんとか。
警察内部の様子などは、よく描かれていると思います。
そのへんを流されると、リアリティーなくなっちゃいますもんね。
今野さんの安積シリーズ、そろそろ着手します^^

めーちゃん 09-05-22 (金) 22:22

今は家族の病理が犯罪へ行くか宗教にいくかですね。
私は無難に家の宗派氏子です。

ちゃいむ 09-05-23 (土) 0:18

>めーちゃん
宗教はあれこれ難しいですねー
日本人は少ないほうなのかもしれませんが。

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