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鬼ノ城調査隊 その1「鬼ノ城成り立ちなど」

「鬼ノ城」に行ってきた。
「鬼ノ城」と書いて、「キノジョウ」と読む。
元々、「キ」という言葉は朝鮮半島百済では「城」を意味する言葉で、それが日本で「鬼」という言葉をあてるようになったとも言われている。
標高400メートルの鬼城山に築かれた、古代山城である。
「温羅(うら)伝説」の主人公である温羅の城として語り継がれてきたことから、桃太郎の鬼退治の話が生まれた、という説もあるようだ。
★4つの城門のひとつ、「西門」(復元)

城門復元
日本史の記憶を紐解いてもらおう。
663年、「白村江(はくすきのえ)の戦い」。
最初、説明の人が「はくさんこうのたたかい」と言ったので、今ごろはそう言うのかも。
朝鮮半島の白村江で、日本・旧百済軍の連合軍は、唐・新羅の連合軍に大敗。その後、西日本の各地において、守りを固めるために城を造らせた、と「日本書紀」に書かれている、とのこと。
九州に防人が置かれたのは、この頃だ。
古代山城は、北九州・西日本を中心に23箇所が確認されているが、当時の畿内政権がそういった意味合いで建造したと考えられている。
★「屏風折れの石垣」。この上から見晴らすと絶景!

屏風折れの石垣
鬼ノ城は、分類としては日本書紀などの官選史書に出てこない「神籠石系山城」である。岡山県には、同様の山城がもうひとつあり、名前は大廻小廻(おおめぐりこめぐり)山城。
な、なんでそんな名前? こっちのほうも興味が出てきた;^^
鬼ノ城は、4つの城門からできている。
どうやって、この山の上にまでこれらの石や木材を運んできたのだろうか……と想像し合うが、やはりヒモでくくって大人数で引っ張り上げたのかなあ、という結論。
石垣による城壁、土塁、6つの水門、敷石などで囲まれた城の全周は、約2.8キロ。面積は30ヘクタールあまりあるそうだ。
★東門。4つの城門のうちのひとつ。

東門
★北門にある排水口。4つの門の中では、唯一この排水口を持っている。
 他にも、各所に水門の跡(6つの水門)がある。

排水口
★北門近くの城壁。北側は山側になるので、周りは土塁で仕上げてある。

城壁
昔の人たちの仕事と、山の上からの素晴らしい景色を合わせ見ながら、遥か時空の彼方に思いを馳せる。
7世紀と言えば、飛鳥時代。大化の改新、遣唐使、中大兄皇子、壬申の乱などなど。
いくつもの記憶の断片が蘇ってくるけれど、あれをひたすら暗記していた子ども時代には、ロマンもへったくれもなかったっけなあー(笑)。
以上、岡山県古代吉備文化財センターさんからいただいた資料からの受け売りでした!
では、パート2「発掘調査編」に続く。
(まだ続くんか……)

タグ: 子ネタ;^^, 小ネタ?,

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Comments (Close):6

美月 06-08-13 (日) 16:41

ああ、こんな歴史ある旧跡だったのね。
これは鬼のミイラは出そうもないわ(^^;
なんだかすごく懐かしい歴史上の単語の数々を久しぶりに目にして少女???に帰った気分デス。
歴史を覚えるのは苦手だけど、その当時のことを思ってみるのは大好き。歴史小説を読むのも大好き。
なんか自分のルーツも、もとのもとをどんどんたどれば、どこかでなにかに行き着くのかなぁ…なんて思ったりします(^^

ちゃいむ 06-08-13 (日) 17:16

>美月さん
私もパンフの「歴史」のトコを読んで、おおおおーだったよ。
そういえば、覚えたじゃん!って(笑
私も、暗記は超苦手なんだけど、歴史小説は大好きだし、歴史的な建造物も好き。
一時、ルーツって流行ったよねー。
そういえば、親戚のおじさんに家系図を見せてもらったことあるなあ…

06-08-13 (日) 19:51

大きな山城・・すごいね。
ほんと昔の人の土木技術って大したものだと思う。
そういえば奈良の箸墓古墳は、昼は民が夜は神が造ったと伝えられてたっけ・・・
大和と吉備って遠いようですんごく近いものがあるかもね・・
三輪山の大物主さまは大黒さま=大国主だし・・
国譲りのお話また一から読み返したくなった・・って
随分外れてるよ・・・白村江からヾ(。ーー;)ォィォィ

ちゃいむ 06-08-13 (日) 21:09

>咲さん
うん、回ってみたらけっこう大きかったよ。
治水技術とかもすごいなあと思う。山では水が命だし。
大和国にも山城はあるみたいだね。
飛鳥を守る最後の砦として造られた「高安城」と
いうらしいけど、城跡が発見されたのは
ほんの7年前のことらしい。
びっくりー!
「国譲り」のあたりはまったく門外漢なので、また調べてみようっと^^

non 06-08-14 (月) 9:13

異国からの防衛の為の城があったのは
初耳です。それも岡山県にあるのですね〜
日本海に面してないのに 不思議ですね〜
日本海側の諸国には もっとたくさんあるのでしょうか?
鬼や天狗と呼ばれていたのが 実は異国人であった〜という説は 納得できますね。
戦時中は 「鬼畜米英」って言っていた位ですもんね。
昔の日本は 外敵からの恐怖に怯えていたのだと思います。先人の知恵と力がなかったら 今頃日本などという国は存在しなかったのだな〜と つくづく思うこの頃です。
生徒でいた頃は そんなに歴史に興味なかったのだけれど
最近では へ〜 そうなん〜という 知識に触れると
楽しくなります。
また 歴史について 語りましょうね〜(★^▽^)V

ちゃいむ 06-08-14 (月) 16:00

>nonさん
異国からの防衛戦は、北九州、瀬戸内海沿岸などに見られるようですね。
この時代のものとしては、日本海側には確認されていないようです。不思議ー
日本の歴史は、島国としての歴史でもありますね。
こんなちっぽけな国ですし、よく生き延びた?ものです。
歴史はとっても好きですが、やはり子どもの頃はとにかく「暗記モノ」でしたからねー(笑
でも、今はやっぱりロマンを感じますね。

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