Home > おきらくにっき > 鬼ノ城調査隊 その3「隊員に迫る危機!?」

鬼ノ城調査隊 その3「隊員に迫る危機!?」

その1その2にもある通り、調査隊は無事に調査を終了。
せっかくここまで来たので、鬼ノ城全体をぐるりと一周してみよう、ということに。
実際、この城跡に来るまでの山道が大変で、もし対向車が来たら世の中終わり、というぐらいの難所(相方によれば、これは大げさらしい)。こういうとき、軽四だったらなあ、と思う。
それだけ大変な山にはるばるやってきたのだから、ここで帰ってはおしい、という気持ちと、もう昼前だし暑いし下界に降りるか、という気持ちが葛藤し、欲張りな自分は前者を選んだ。
これで社会の自由研究が終えられる、という思いもあった。
ああ、なんという殊勝な母親なんだわたしは!
(自分で言うなって)
なので、おっさんたちが帰った逆方向へと、足を進めた。
前にも書いたとおり、鬼ノ城の全周は、約2.8キロ。
私が毎晩ウォーキングで歩いている距離は、大体5キロほどである。
これを考えても、楽に行けそうというミョーな油断があったのだ。
城の周りを、時計回りに回る。
スタートが立派に復元された西門、そこから北門、東門、南門で、その途中にいくつかの水門跡がある。北門を過ぎたあたりまでは順調。
昼どきと言っても、ほとんどが山道。陽射しは開けた門跡あたりしか当たらない。
しかし、そこに思わぬ罠が大きな穴を開けていた。
この「屏風折れの石垣」に登り切る、かなり長くて急な坂道を登っていた、そのとき。

屏風折れの石垣
来るときは、来る、とわかる。
全身に、冷やっと這い上がってくる、あの感触。
ふっ、と気が遠くなりそうになって、ヤバイ状況に陥っている自分のカラダに気づいた。
一過性の立ちくらみではないぞ、これは?
「横になりたい」とカラダが悲鳴を上げている。
息が苦しい。酸欠?
たった、標高400メートルの山で?

貧血か、酸欠か、血糖値下降か、はたまた熱中症か。
どれだかわからないけど、歩けない状況に代わりはなかった。
そして、ここはまだ道の半ば。
スタート地点から円を描いたまったく反対側であり、山道は半分強残っているのだ。
しかも、引率者は私ひとり。相方はいない。
どうする?
どうする私?
結論。
ごまかしながら、少しずつでも進むしかない。
たぶん、この感覚は子どもにはわからない。
息が切れたから、ちょっと休憩したら大丈夫!というのが普通だろう。
子どもも不安そうだが、とにかく進まなければ帰れないのだ。
誰か人を呼んできてもらうことは、最後の手段としてとっておこう。
気を失うことだけは、避けなければならない。
水分はある。
だが、こんなときに限って、血糖値を上げるための甘いモノは所持していない。
山歩きの鉄則だが、歩くことになるとは思わなかったから。
一度に、数メートルしか進めない。
そのたびに、不安そうに「おかあさん、大丈夫?」と声かけし、ひとりはタオルで私をあおぎ、ひとりは先の道を偵察、報告してくれる。
「大丈夫?」という問いに対して、「大丈夫」と答える声がだんだん小さくなり、やがて声を出すこともかなわなくなった。
「しゃべる」ことすらも、体力の消耗につながることを実感する。
「ごめん、話しかけんで」とまで言う。人でなし。
やがて。
それまでは石垣などに座っていたのがとうとう、地べたに座り込んで寄りかかった。
もうダメか? 
救急車がこの山に到着するシーンが、かすかに思い浮かぶ。
「あと少し!」
「がんばって! 見えてきたよ!」
子どもの声に励まされて、なんとか元の西門に到着。
日陰だ。日陰日陰日陰。
古代の人が平らにしきつめた石の上で、大の字になった。
経験からいって、やはりカラダを横たえてしばらく休息するのが、一番いい。
10分ぐらい、そこで寝た(笑)。
観光客がほとんどいないのが、救いだ。
少し体力が戻ったところで、センターまで降りていく。
ここには、冷たい水とクーラーの効いた展示室が。
またもや展示室で横になる;^^
だいぶ、楽になった……。
これで、何とか運転して帰れそうだ。
……というのが、恐ろしい罠の顛末。
もともと、体調が万全だったとは言い難いが、この日に行くことは決まっていたし、こればっかりは仕方がない。
この手の「あまりにもしんどい状況」は、これまでの人生の中で何度も体験したが、これはかなり上位ランキングに入ると思う。
素直に人を呼べば、よかったのかもしれない。
そういう意味では、自分はかなり辛抱強い頑固な性格なのだろう。
また、子どもたちが成長していたことにも、助けられた。
というわけで、皆さん、熱中症とかには気をつけてください。
調べて症状を読んだら、たぶん軽度の熱中症だったような感じ。
水分補給はしていたのだが……やっぱり私の嫌いなスポーツドリンクがいいのかも。
しかしながら。これに懲りずに、
来週また山歩きを予定しているんですが、何か?(爆)
……今度は体調と準備万全にね。

タグ: , 子ネタ;^^, 小ネタ?,

ひょっとして関連するかもしれない記事♪

Comments (Close):8

piano 06-08-16 (水) 15:32

熱中症・・・!大丈夫ですか?大変でしたね。
来週も行くーーー???ホントに?ほんと?<笑
ーー;気をつけてね。スポーツドリンク苦手なら
梅干し持ってくといいですよ。
でも,「話しかけないで」とか「救急車の映像」
とかの危機迫る気持ち,凄く判ります。
じつは,持病持ち(パニック障害)なので苦しくなると必ずそんな映像が頭ん中でグルグルします。
死ぬ病気ではないのだけれど,死ぬんじゃなかろうか
・・・;と思うわけで。
ま,上手に付き合うしかないんですけれど。^^;

ちゃいむ 06-08-16 (水) 16:58

>pianoさん
ありがとうございます^^ 何とか無事ですー
来週は、他にも大人がいるので大丈夫だと思います。
というか、ウォーキング基礎体力があまり役に
立たなかったことのほうがショックでした;^^
梅干し役に立つのですか!
それはいいこと聞きました。
pianoさんも、どうぞ無理しないでくださいね。
頭痛、肩こり、首痛、高血圧……私も年とともに
いろいろ噴出しておりますよー;^^

pizz 06-08-16 (水) 17:37

大変だったのね、大丈夫?あまり無理しないでね。
でも子供がいたから持ちこたえた、っていう経験私にもあるよ。もし一人だったら日がガンガンあたるところで倒れていたかも・・。
無事で何よりでした。
社会科自由研究も無事に終わったのかな?
うちはまだ1つも終わってません(ToT)

美月 06-08-16 (水) 20:05

生きててよかったね(^^v
もっとおとぼけのドジかと思ってたらマジやばい話じゃないの。夏はアブナイんだね。
太陽には強いタイプなので熱中症にはこれまで無縁だったけど
今後は「若い頃は○○できたのに」と自己過信にならないよう気をつけようと
思いましたデス(^^;

manbouのいもうと 06-08-17 (木) 11:31

スポーツドリンク、嫌いだったら水で薄めて持っていくといいよ。あるいは、レモンと蜂蜜と水で作ったジュース(薄めに)。この暑い中では、水分、思っている以上に取ったほうがいいのかもね。お肌からも蒸発していくんだし。あっもちろん暑くても長袖シャツのほうがいいぞよ

ちゃいむ 06-08-17 (木) 13:43

>pizzさん
うん、わかるわかる。私もたぶん、相方がいたらもっと違ってた
かもしれないな。
やっぱり、オンナは強いってことかな?(笑
自由研究……まだまとめがおわってないよー。
他の教科も、全然進んでないよー。どぉーしよーーー!
>美月さん
まあ、おとぼけは年中だけど、今回はヤバかった(爆
私も、体力はけっこうあるほうなんだよ。
けど、やっぱり過信してたかもしれない。
年齢を自覚しなくちゃの時期なのよねー、きっと;;^^
引き続き、体力作りにいそしむことにするわ。
>いもうと
なるほどー、薄めればいいんだね。
けっこうお茶も飲んでたつもりだったけど、お肌から蒸発
っていうのは盲点だったかも。
そういえば、暑いときは長袖っていうものね。

kigi 06-08-17 (木) 19:06

私も脱水症か軽い熱中症かわからないけど、何回か倒れかけたことあるのよ。
私の場合は下界だからまだよかったけど、山の上だったらこわいよね。
でもそれ以来、夏の遠出は基本的に車移動になりました。
今年も家族が外を歩いてる時に、私だけは記念館や観光センターなんかでダレてました(^^;)

ちゃいむ 06-08-18 (金) 13:06

>kigiさん
やはりみんな、一度は経験しているのねー。
確かに、誰もいない山だったら、怖いかも。
もしかして、ビミョーな空気の薄さに反応?;^^
私も近年は、家族がウロウロしているときには、クーラーのベンチで休んだりしてまーす。

Home > おきらくにっき > 鬼ノ城調査隊 その3「隊員に迫る危機!?」

Search
Feeds
Meta

Return to page top