Home > おきらくにっき > 星になる

星になる

かめたろうとカメヨが、お星さまになった。

 

 

例年よりも復活が早く「エサがなくて」かもしれないし、
あたたかすぎて体温調節できなかったのかもしれないし、
冬眠がうまくいかなかったのかもしれないし、
「寿命」や「病気」かもしれないし、

 

それでも、
いずれにしても飼い主としての責任は重い。

 

 

本当にごめんね。

 

 

私がそれを知ったのは、電車の中だった。
驚いた相方が、メールをしてきたのだ。
呆然となったけれども、大切な所用を抱えていて、
その瞬間、大人として、親としての自分が心にガラガラとシャッターを下げた。
だから、感情が爆発することは、なかった。

 

 

家でその事実に対面した子どもたちのことが
とっても気がかりだった。
肝心なときに、いない私のなんと間が悪いことよ。


中学生女子は、比較的静かに受け止めたらしいけれど、
中学生男子は、絶句した後かなり泣いたらしく、
相方はびっくりして、出先の私に電話をかけてきた。
どうしていいか、わからなかったんだろうね。

 

でも、そういうときは、
ひたすら一度、哀しみを受け止めるしかない。
いっぱい泣いて、
自分の中で、少しずつ消化していくしかないんだよ。
「淋しさ」も「後悔」も「自責」も「喪失感」も。

 

 

いつか少しずつ、想い出を振り返ることができるようになって、
大人になったら、彼らのことを懐かしく思い出すことができると思う。

 

 

我が家に突然隣家からやってきて、もう8年目になるのかなあ。
隣に返しても返しても、すぐにブロック塀を乗り越えてやってくる。
カメがブロック塀(1メートルぐらい)を乗り越えるなんて信じられなかったけど、
楽しかったなあ。

3年前に引っ越してきたまんしょんは、庭がなくてあまり住み心地がよく
なかったかもしれないね。

ベランダに出たらいつもそこにいた、
当たり前の風景が、もう今はない。
当たり前が当たり前じゃなくなることがどんなことか、
失ってから気づくことの、なんと多いことか。

 

でも、生きている限り必ず別れはあるということを、
きっと子どもたちは知っただろう。

小学校三年生のときに、中学生男子は
「かめたろうの冒険」という奇想天外なお話を「自由勉強ノート」に書いていて、
それぞれの担任からよく聴いたものだった。
小学校を卒業したあと、なぜか小学生女子がそれを引き継いでいて、
ふたたび担任たちの話題になったっけ。

 

そんな風に、きっと残っていくものなんだね。

いつか、きっと「時間」という薬が少しずつきいて
哀しみは想い出に変わっていく。

それは自然ななりゆきで、時の流れとはそういうこと。
そんな風に想いを抱きしめることが、たぶん一緒に生きているということなんだろうね。

相方実家の庭に、埋めてあげる予定。
ものすごーく広い庭だから、きっと自由自在に歩き回れるよ。
やっと、やっと私にも涙が流れてきた。
今まで本当にありがとう。

 

————————————

追記。

なんだかんだ、キレイにまとめていても、
やっぱり凹んでます。
「もっとできることがあったはず」
とか思い出すと、もう無限ループに入っちゃうので
ひたすらもう祈るしかないね。
そんなことも丸ごとひっくるめて、
ちゃんと、胸に留めて忘れないでいようと思います。

カメタロウ

タグ: かぞく, , 好きなもの!, 子ネタ;^^

ひょっとして関連するかもしれない記事♪

Comments (Close):13

きんちゃん 08-04-14 (月) 10:53

8年も一緒に過ごしてこられたカメさんたちだけに、
ご家族同然だったのでしょうね。
我が家にも数年前、2年間飼っていたカメが2匹おりました。
それを夏のある日なくしてしまいました。
息子はずいぶん泣いたものですが、
当時の私は、息子との二人暮らしで収入もまだ安定せず、
気持ちが張り詰めていたので、そのときは冷静でした。
一緒に裏の公園に埋めてあげ、子どもとかわいかった
かめ太、かめ吉の話をしながら眠りにつかせ、
やっと寝静まってから、一人涙を流したのでした。
そのときのことをちょっと思い出しました。
最近は涙腺が弱くて困ります。年を取ったんでしょうか。

もも 08-04-14 (月) 13:28

あ、ダメだ。涙が・・・(;_;)

ちゃいむ 08-04-14 (月) 13:48

>きんちゃん
息子さんも、泣かれたんですね。
でも、一緒にきちんと埋葬して、想い出を
いっぱい話せてよかったですね。
笑って話せるまでには、まだ時間がかかりそうですが
同じ想い出を共有しているのだから、
いつかきっと…と思います^^
いや、私も最近すぐ泣いちゃいますよ。
>ももたん
このブログは子どもも時々読んでいるので
私なりの思いをきっちり伝えたいなあと思ったんだけど
書き始めたら泣けて泣けて。あー。

美月 08-04-14 (月) 14:09

すべて命あるものたちが、はかり知れない偉大な奇跡によって
たまたま生の時間をそこに共にする、
そんな喜びに感謝して毎日を送りたいと思っております。
かめたろう・カメヨ[兄妹?夫妻?]のご冥福をお祈りしつつ。
「みんな、ありがとうね。大事にしてくれて幸せだったよ」(カメ星より)

ちゃいむ 08-04-14 (月) 14:30

>美月さん
うんうん。ありがとう。
この星で出会えたことが、まさに奇跡だもんね。
2匹は、かめたろうがいつもカメヨに振られる、
という関係だったけど;^^
また、落ち着いたら、いろいろな
爆笑想い出を語りたいと思いまする。

あきと 08-04-14 (月) 14:37

悲しいね。
今はそれしか言葉が見つからない。
もっと何かできたのではないか、
やり方がまずかったのではないか、
そんなことは考えないでおきましょうね。
何もできなかったのです。
やり方は正しかったのです。
どういう方法をとったとしても、結果は同じだったのです。
これが、天命だったのです。
かめたろうとカメヨは、きっと幸せだったはず。
こんなにも愛してくれる家族がいたから。
ご冥福をお祈りいたします。

non 08-04-14 (月) 17:44

私も
とっても 哀しいです?(∪_∪)
かめちゃんたちが
塀を乗り越えていく話しや
冬眠の時 時々 起きてきたり?
あまり愛想をふりまかない 彼らと
ちゃいむさんとの あっさり関係
どれも 楽しく読ませて頂いたことを思い出します
別れは辛いですね  合掌

08-04-14 (月) 19:04

覚えてます。塀を乗り越えてきた話も
冬眠のお話も・・・
イキモノと付き合っていたら
避けられないのがこういうことやから・・・
いい勉強したと思ってだなんて
歯の浮いたことは言えないけど
悲しいのはこれまで彼らたちとちゃんと
向き合ってきたことの証やから・・・
しばらくは辛いでしょうけど日にち薬だと思うよ。

ちゃいむ 08-04-15 (火) 9:18

>あきとさん
ありがとう。
そう、天命だったと思うことにします。
いくら考えても、もう時間が戻ることはないものね。
幸せだと思っていてくれたらいいなあ。
私らも、十分幸せだったわ。
こういうことは、人生の中で必ず出会うことだよね。
>nonさん
そうそう、カメが乗り越えてくるあたりから、
すでにもうnonさんは彼らのことを
よーく知ってたんですもんね。
ホント、よく脱走する子たちでしたが
どこでも脱走はするようですね;^^
また、落ち着いたら想い出話をまとめようかな。
>咲さん
nonさんと同じく、あの頃からのお付き合い
ですもんねー。
確かに、こういうことってどうしても避けられない。
相方は「もうペットは飼わない」と言っていたけれど
そういう見方よりも、時の流れの中で想い出を
大切にしていけたらいいな。

めーちゃん 08-04-15 (火) 10:23

生きている者を亡くすのは本当に悲しい事ですね。
それでも、我々は生き物を求める。
人生ならぬ亀生を全うして、次はほ乳類に生まれ変わるかもしれません。
動物→人間→天人→神
の順で上がっていくそうです。
そのかんに、ちゃいむさん一家と関れたのは幸せだったと思います。
南無妙法蓮華経。

ちゃいむ 08-04-15 (火) 17:16

>めーちゃん
ありがとう。
皆さんにも励ましてもらって、
もう、だいぶ落ち着きました。
確かに、輪廻転生というのはあるのかもね。
やっぱりカメのような気もするけど。
でも、人間って元来寂しがりやなんだろうなあー。

ぴっち 08-04-17 (木) 23:20

絶句。。。
私もcyunx2も、ちゃいむさんのかめたろう&カメヨの観察日記が大好きでした。
とても残念。悲しいです。
2匹一緒になの?
虹の橋の向こうで、2匹とも仲良く、楽しく暮らしてるよね。

ちゃいむ 08-04-19 (土) 20:05

>ぴっちさん
そうだった、cyunx2くんも「カメは元気ですか?」って
書き込みしてくれたことがあったよね。
そう、2匹一緒にだったの。本当に哀しい……
中学生は、本当に号泣していたそうです。
虹の橋かあ、きっとその橋も越えようとしているだろうね。
こうやって、たくさんの人が覚えていてくれること、
本当に感謝です。ありがとう。

Home > おきらくにっき > 星になる

Search
Feeds
Meta

Return to page top